「創部100年」福高ラグビー部7か月後には修猷館も

4月、福岡高校対修猷館高校のラグビー定期戦が福岡市内のグラウンドで行われました。これまで、全国高校大会への出場は、福岡高校が37回、修猷館高校が8回。しかし、両チーム合わせて、全国大会出場は14年前の2010年に遡ります。福岡高校の福岡堅樹選手が逆転トライを決め、大活躍した年です。

福岡高OB「よーし、よーし、2番いいねえ」

両陣営の観客席には、多くのOBの姿が見られます。

修猷館高OB「勝つに越したことはないです」「絶対に負けられない試合」

福岡高OB「修猷館はライバルですね、絶対倒せっていう(相手)」「がんばれ福高!それしかないね」

福高ラグビー部は、2024年が創部100年の節目。修猷館高ラグビー部はその7か月後に創部。両チームは福岡の学生ラグビーの草創期に誕生し、長きにわたってしのぎを削ってきました。

当時、新聞でも両校は「群を抜く強み、中等部の双璧」と紹介されるほど、県民に支持された地元ラグビーチーム。そして、両校の「定期戦」にはある歴史が!

福岡高11回生「昔は『定期戦』は、1月15日に、関東の大学優勝チームが福岡に来て、オール九州チームと関東の大学のチームが対戦していた」「その前座試合で福高と修猷館が試合をしていた」

関東の大学チームとオール九州の試合は、「朝日招待ラグビー」という九州でのラグビー普及を目的に開催された試合でした。第6回のパンフレットでは確かに、前座試合として「修猷館対福岡」戦が行われていたことが分かります。

福岡高11回生「先生たちも『九大入学、負けるなよ』と言っていた時代」「ラグビーは負けちゃいけんという感じだった」