会社のキャンプ友達と訪れた男性:
「(キャンプを始めたきっかけは)一番はたき火をしたかった」
たき火の魅力は?
「いやし、癒しのみですね。昼からできる時は暑くてもつけてますね」

千曲市から訪れた姉妹:
姉:
「もともとぼーっとしてるのが好きなので、ぼーっとしてるのが楽しい」
妹:
「一番はごはんかな…外のほうがおいしいです」

千曲市から訪れた夫婦:
「(始めたのは)ブームに乗ったというのもあるんですけど、それからゆったりとしている時間が楽しくなって…自然がすごく癒される」

落ち着きを見せたキャンプブーム。
関係者は「アフターコロナ」にも目を向けています。

コロナ禍で一時は「過熱気味」ともいえる売れ行きを見せたキャンプ用品。

その反動で、専門店にとっては「買い替え」が期待される2025年ごろまでは「ガマンの時期」だといいます。

アウトドアステーション バンバン 青木三奈さん:
「テントも買って、そのあと(不具合など)何もなく使い続けられるかというとそうでもない。アフターフォローがきちんとできるブランド(の品揃え)を心がけています」

一時期のキャンプブームで他業種からの参入も相次ぎ、機能や価格帯の幅も広がってきているといいます。

青木三奈さん:
「(Tシャツなどを手に取って)紫外線対策、虫よけ機能もあるいう商品が今は(価格面で)買いやすくなっています。このメーカーは、もともと水着を作る専門の会社なのですが、スタッフにキャンプする人がいて、自分が欲しい機能を盛り込もうと考えたのが(参入の)きっかけだったみたいです」

県内では「老舗」といえる長野市の戸隠キャンプ場。


コロナ禍を経て多様になった「宿泊」のスタイルに対応しようと、トレーラーハウスを導入し、コテージも改装しました。

武井智史 営業副支配人:
「キャンプ以外でも滞在を楽しめるように宿泊施設を増やすことに取り組んでいます。あとは利便性が高くなるように施設を改修して使いやすくするということと、自然を残すところとをうまく共存させるよう工夫しています」

2022年の秋に開業した長野市鬼無里のキャンプ場。

県内ではそれほど多くない通年営業にしたところ、冬に雪の中でキャンプを楽しみたいという人が訪れ、手ごたえを感じたそうです。


鬼無里ランタンヴィレッジ 加藤公子さん:
「ずっと来てくれているお客さんからは『これ以上、高規格にしないでほしい』と言われるんです 本当のキャンプ好きが来てくださってるのかなと思うので、当分はこんな感じでやると思います」

コロナ禍ですそ野が広がったキャンプ。

自然豊かな長野県で、これからどのような「キャンプ文化」が育っていくのでしょうか。