■「いい占い師がいる」と誘われ・・・15年で1億7000万円献金した元信者


旧統一教会に巨額の献金を強いられた人は、数えきれません。

元信者の女性(90代)
「これが151万円。これが735万円」


教団から買わされた宝石の数々。2005年に入信した女性は、15年にわたり、総額1億7000万円をつぎ込みました。

元信者の女性(90代)
「保険金、それを全部解約して払っている」

ーー短い期間で保険金を何度も解約して?

元信者の女性(90代)
「一生懸命貯金したけど」

入信したとき、旧統一教会とは知らなかったと話します。

元信者の女性(90代)
「肩揉んであげるとかなんやかんや言って。上手いことその人が『手相も見るし』と言った。手相は見てもらいたいねと言って、ひっかかった。その後いついつ来て、迎えに行くからと」

ーーどこに?

元信者の女性(90代)
「教会に」

当時、家族内で悩みを抱えていた女性は知人から、「いい占い師がいる」と誘われ集会所へ。その後、そこへ通ううちに入信してしまったそうです。

息子が返金を求め抗議したことで、ようやく2年前に脱会。しかし、信者になったことで家族内に亀裂が生じ、今も修復できていないといいます。

元信者の女性(90代)
「家族をこうしてしまったのがすごく悔しい。取り返しがつかないことをしてしまった」

息子は、何度か教団の集会に参加したことがありこんな光景を目にしたと言います。
  
元信者の女性の息子(50代)
「その時に(信者に)聞いたのは選挙もあったし、どこを支持しているんですかって聞いたら、『それは自民党です、自民党が私たちを支持して、私たちをバックアップしてくれているからね』って」

次々と明らかになる教団と政界の関係。しかし依然として、多くの政治家が教団との繋がりについて十分な説明をしていない現状に…。
  
元信者の女性(90代)
「平気な顔して自分の好きなようにうそを言っているように感じる。皆うそっぽい。皆うそを言って逃れようとしているようにみえる」

元信者の女性の息子(50代)
「(旧)統一教会のことを知らないような人が政治家になれるわけがない」