新型コロナウイルス、4日、宮崎県内では、新たに2469人の感染が発表されました。
感染拡大に歯止めがかからない中、河野知事は、4日、県内全域が新たな行動要請などを伴う「BA.5対策強化地域」に指定されたと発表しました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「本日、国の『BA.5対策強化地域』の指定がなされたということであります」


県内全域が指定された「BA.5対策強化地域」。
オミクロン株の亜種、「BA.5」の感染拡大に対応するために、先月、政府が新設した仕組みで、期間は4日から今月末までとなっています。

指定を受け、県は、高齢者や基礎疾患のある人に感染リスクの高い場所への外出・移動を控えることや、事業者に対し感染者や濃厚接触者に検査証明を求めることを控えるよう要請します。

また、入院・外来診療のひっ迫を防ぐため、症状悪化を訴える患者を受け入れる自宅療養者初期治療センターと、抗原検査キットを配布し、陽性の確定などを行う陽性者登録センターを設置。
今月8日から運用を開始する予定です。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「これからお盆休みということで帰省をされる方、また旅行をすることで親族、家族と会われることがあるかと思います。やはり、高齢者、基礎疾患を持つ方は重症者のリスクという野を抱えていますので、なるべく接触の機会を減らしていただきたいと考えておりますし、社会全体として守っていくことを協力いただけければと」



4日の県内の感染状況です。
新たに感染が確認されたのは2469人で、居住地別では宮崎市1098人、都城市281人などとなっています。


新規感染者は、過去2番目に多くなっていて、15日連続で前の週を上回っています。



また、県はいずれも基礎疾患のある90代と80代の患者、あわせて3人が亡くなったと発表しました。

直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は1422.4人で、全国ワースト6位。



3日の時点で県内の医療機関に入院しているのは162人で、重症者は6人、病床使用率は50.5%となっています。