捜査の結果「酒飲み終電逃し…イライラ」していた男性を書類送検

 では、警察による捜査の結果はどうだったのか。約1か月後の4月19日、警察は大阪・寝屋川市の男性を器物損壊の疑いで書類送検しました。男性は、「ミャクミャク」のモニュメントを近くにあった立て看板で複数回叩いて傷をつけた疑いが持たれています。そして、警察の調べに対し、次のような趣旨の話をしたということです。

(書類送検された男性 ※警察の調べに対し)
「傷つけたことは間違いない。当時酒を飲んで終電を逃して、イライラしていた」

 少なくとも、直接の犯行動機に「万博に反対していたかどうか」は関係無かったことが明らかとなったのです。この結果に吉村知事は・・・

(大阪府 吉村洋文知事 4月22日の囲み取材)
「僕自身が、もちろんその可能性もあるけれども、酔っ払いの可能性もあるし、どういう可能性か断定はできないけれども、どんな理由があってもこれは犯罪は駄目だというのが申し上げたところです。ですので、断定したものでもないし、その可能性すら触れるなというのは僕はちょっと違うんじゃないかなと思ってます」