シリーズSDGs、地球を笑顔にするウイークです。いま、愛知県の渥美半島周辺の海では、ウニの大量発生が問題となっています。海藻を食べつくし、海の環境を悪化させる厄介なウニを地元の特産にしようと奮闘する中学生たちを追いました。
愛知県田原市の先端に位置する伊良湖港。地元の漁師たちはここ数年、海の異変が気になっています。
漁師 山本啓統さん
「海藻が減っちゃって、大変です」
海の底にはアマモなどの海藻がほとんどありません。砂漠のように砂地が広がる「磯焼け」が進んでいるのです。海藻を食い尽くしているのが…
漁師 山本啓統さん
「ウニです。ここ最近、めちゃめちゃ増えた。割っても全然、身がなくて商品にならない。厄介生物」
海藻不足の影響で、身入りはほぼゼロ。ウニは生命力が強く、コンクリートなどに含まれるカルシウムでも生きられるため、海藻がなくても数は減らず、磯焼けが続く現状に漁師たちが手を焼いているんです。
そんな中、地元の中学校の生徒たちが漁師やホテル関係者の協力のもと始めたのが、海の環境を守るためにウニを陸上で養殖して、出荷できるほどまで身入りを良くしようというプロジェクト。
「(Q.ウニの食い付き、どう?)結構いい感じですね!」
将来的なブランド化を目指し、雑食であるウニのエサに選んだのは、菜の花やキャベツのほか…
伊良湖ホテル&リゾート 森川敬一さん
「クローバーをいっぱい食べると、ウニがおいしくなるって言われています」
幸せの四つ葉のクローバー。どれも地元の名産です。
生徒
「(中身が)ぱんぱんに詰まってほしい」
「ウニの針が全部なくなってしまって…」
養殖をはじめてすぐにウニが大量死するトラブルもありましたが、その度に生徒たちが知恵を出し合い、水槽の環境を改善しました。
飼育開始からおよそ4か月。ウニの身入りは…
「入ってる!」
まだ少しですが、身が入っていました。海から上げたばかりのものと比べると、違いは歴然。
生徒
「おいしいです!」
漁師 中川佳久さん
「今から身が入りそうな感じだったので、(養殖)時期をもう少し延ばすとか、めげずに続けてほしい」
生徒
「(将来)ウニを通して、田原市がもっと有名になってくれたらいいな」
厄介者を地元の特産品にしようというだけでなく、海の環境改善も目指す生徒たちの取り組み。大きな可能性に期待です。
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