水難救助の訓練中に大分県防災航空隊の隊員が死亡した事故から15年となった1日、拠点の空港で安全を誓う追悼式が行われました。
この事故は2009年5月1日、ダムで水難救助の訓練中だった県防災航空隊の隊員(当時26)が溺れ死亡したものです。
この事故を受けて県は5月1日を「大分県防災航空隊安全を誓う日」と定め、再発防止への決意を新たにする追悼式を行いました。

また、防災ヘリ「とよかぜ」を使った訓練では隊員が担架に乗せた重傷者のつり上げなどに取り組みました。
(県防災航空隊 安部隆一隊長)「水難救助訓練中に発生した事故を2度と起こさないように再発防止の徹底と防災ヘリコプターの安全運航を徹底して県民の命と暮らしを守っていきたい」
県防災航空隊によりますと防災ヘリは去年、84件緊急運航していて、山岳救助に関する出動は登山シーズンの5月と6月に集中しているということです。