これに対し鳥取大学は、2004年に島根大学との間で教員養成系の学部再編がなされた後も教員養成自体は行っていて、現在は、地域学部の人間形成コースで小学校教員の免許を取ることが可能などと説明。

そのうえで、学部や学科を新設し卒業生を輩出するまでに最短でも7年かかり、その時の教員需要が見えないことからハードルが高いとし、教員養成機能があることが伝わるようコース名の変更などを検討したいとしました。

鳥取大学 中島廣光 学長
「現時点で教員不足が深刻であれば、かなり即効性のある方法がいいのではと大学としては考えている。現在も教員養成機能があるので、そこを強化した方が即効性があると考えている」

鳥取県 平井伸治 知事
「地域の高校生が大学を目指し、また、出た学生が地域で学校の先生になる、こういういい循環が地域の大学との間で生まれるかどうか、論点をこれから整理していかないといけない」

平井知事は「鳥取ならではの方式を探っていきたい」と述べ、今後はワーキンググループを作り、実務者レベルで協議続けていくということです。