奈良県吉野町の山合いを縫うように流れる吉野川のほとりでぽつんと営業する店『ラーメン河』。営業時間はたったの2時間。そしてメニューは「塩ラーメン」となぜか「まぐろ丼」?山の中で客が絶えない名店を定点観測しました。

84歳の元寿司職人である店主が毎日5時半から仕込み

 まだ薄暗い午前5時半、店に向かいました。車のすれ違いが難しい細い道を進むと…
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 途中、野生の鹿に遭遇。大阪から2時間弱、緑色の建物が見えてきました。ここが『ラーメン河』です。

 (長田さん)「おはようございます」
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 店主の長田亜起男さん、84歳です。

 (長田さん)「ええ天気やね。ええ天気でよかった」

 長田さんは店の2階に住んでいます。毎朝決まった時間に店に入り、1人でスープや具材の準備を始めます。

 (長田さん)「90%鶏がらです。ちょっと豚を入れておきたいんで豚足を入れた」
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 チャーシューは宮崎県産のブランド豚を使用。

 (長田さん)「豚の味を生かすのはやっぱり塩やね」

 塩で味付けして、色付け程度に醤油を入れます。そして…
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 (長田さん)「これはまぐろ丼のまぐろです。元々寿司店をしていたからね」

 長田さんは元寿司職人。30歳で独立して大阪・堺市内で寿司店を営んでいたそうです。最初はサービスでまぐろ丼を振舞っていましたが、元職人が作るまぐろ丼は大好評で、メニューに取り入れました。

 (長田さん)「中にはこのまぐろ、どこで獲ってきたの?いや、前の川にいてるよって冗談で言ったら、本気にしている人がいました」