右足のコンディションは?夏場所に向けて…

記者:ここまで何が一番自分を成長させたと思いますか?

自分はやっぱり…。もう必死にやることは多いですけど、やっぱり甘える。人間なんで。そんなスーパーマンとかじゃないんで。甘える部分もあるんで。その中で、
とにかく厳しい環境で、やっていかないと、やっぱり結果はつかないなと思っていて。常に厳しい環境を選んで、はい。それでやっぱり後悔…。必死に自分が頑張って後悔はしないような道を選ぶようにはしてますね。

記者:伊勢ケ浜部屋は角界のなかでも大所帯で優勝したからといって一番強いっていうわけじゃない。その環境ってやっぱり稽古をしていくうえで、一番大きいですか?

そうですね。やっぱり実績のある部屋ですし、部屋で一番上の横綱がいますんで、その背中を見てやっぱり育ってきてますし。その中で師匠をはじめ、いろんな人に恩返ししたいっていう思いから、やっぱりこういった良い結果に繋がるなと思っています。

記者:千秋楽前日の怪我について、あの時の横綱の言葉が大きかったと言っていましたが、本当に怪我をしたときは、もう次の場所に出れないっていう思いだったんですか?

もう思いじゃなくて、やっぱり体が正直なんで。正直、土俵に立ったところで、恥ずかしい相撲を見せるなと思ったんで。だったら出ない方がマシかなっていう…。そういった中で、やっぱり横綱の言動を。自分なんか、もう現に結果と行動で変わってますし。不思議な力が…。人間みんなやっぱり出せてないだけで、必ず絶対に何かのときは絶対にこれ(不思議な力)って出るんで、やっぱり人間って不思議だなって、そのとき実感しました。

記者:土俵にあがるときの怖さはないんですか?

いや、もう怖さあったら、土俵に立ってないんで。もうその辺はやっぱり応援してくれている人がいたから、やっぱり自分が最後まで15日間立つって決めてたんで、怖い物は全くなかったですね。

記者:現在の右足のコンディションってどうなんですか?

まぁ…。怪我してきましたし、自分の中でも今まで。その中で、怪我を乗り越えないと。やっぱり、もっと上を自分も目指してますし。この優勝は、やっぱり何回見ても最高の景色だったんで。怪我はつきものなんで、その辺はやっぱり自分でいろいろ…。自分の体は、自分でしかわからないんで。ちょっとまだわからないですけど、皆さんが思ってる以上にやっぱり、はい。本当に不安ないように、しっかりやるだけだと思ってます。

記者:多くの人が夏場所に期待している部分があると思います。現時点で夏場所への意気込み・思いはありますか?

やっぱり夏場所だけじゃなくて毎場所。入門してから、本当にそれは必死に頑張ってきてるんで、その思いは特に変わってませんし、とにかく「出る」・「出ない」とかまだ自分の中でもはっきりしないですけど、その中でやっぱりいちいちどうやって、しっかり生きていって、しっかり、どうやって1日を大切にするかなと思っているんで。