
あとりえまさこ 赤羽昌子さん:
「パンツしか選択肢がなければなんにも考えないじゃん。とりあえずパンツをはくことしかないんだけど、なんでもふんどしをやれって言っているわけじゃなくて、あなたはどうですか?好きですか?嫌いですか?やりたいですか?という選択肢を自分で持つということ」
ふんどしというと「お祭り男」のイメージが強いんですけど、そこに性別は?
昌子さん:
「ないないないない!今はそんなのないっ!自分が好きか嫌いか、やりたいかやりたくないか」
昌子さんのアツい情熱で一枚一枚が手作りされるふんどし。
これまでに2000枚以上が販売されました。
ふだんの何気ない生活の中にある常識を疑う心から生まれた昌子さんの信念のカタチ。
2018年に、フランスのパリで開かれたジャパンエキスポに出展し、松本から世界に発信しました。
あとりえまさこ 赤羽昌子さん:
「日本LOVEのイベントだから、WOW!という感じではありました。若い男の子に説明するときに、恥ずかしくてどうしようもなくて、後ずさりしてっちゃう男の子がいて、ここは国境なき同じ反応だ!と思って面白かった」
昌子さんの思いが込められたふんどし。
パリでの経験も生かしながらこれからも挑戦は続きます。

あとりえまさこ 赤羽昌子さん:
「日本の方が男だ女だという意識は、すごくまだ強いなと、下着を販売していると感じる。殴り込みですね。数人なんだけれど『人生変わった』って言ってくれる方がいます。だから、ふんどしがかっこ悪いならかっこ悪いでいいじゃん。『好きだな』って感覚が大事なんですよ。それを感じて選んでいってほしい」