男性が身に着けるものというイメージが強い、ふんどしですが、女性用を作り続ける製作者がいます。
そこにはある思いが込められていました。
松本市蟻ヶ崎(ありがさき)の「あとりえまさこ」。
「こんにちは~」
笑顔で迎えてくれたのはオーナーの赤羽昌子(あかはねまさこ)さん59歳。
「今ちょうど作っていたところなので」
作業を見せてもらうと・・・・
華やかな色の布を縫い進めます。
赤羽昌子さん:
「布の目を整えるのが大事なんですよ。だから今、一本糸を抜いて横を揃えたんですけど、これをやってないと、洗うとズレちゃう」
昌子さんが作っているのは…

「ふんどし(笑)」
ふんどしですか?
「ふんどしで~す!」
日本伝統のふんどし。

しかもメインターゲットは女性なんです。
「よいしょー!」
ふんどし姿の男たちが、無病息災を願い、冷たい水をかぶる伝統行事。
毎年、大寒の夜に行われる長野県御代田町の「寒の水(かんのみず)」です。
ふんどしといえば、「男性が身に着けるもの」とイメージする人も多いのでは?
昌子さんが作る女性用ふんどしとは、どんなものなのでしょうか?