ゲイシャ種と呼ばれる希少なコーヒー豆を、サイフォン式で1杯500円。お菓子付きで、コクのある味わいが楽しめます。
廿日市市峠の喫茶店「エムズカフェ」は、2024年1月にオープンしたばかりの新店です。オーナーの森田さんが、幼いころの喫茶店のイメージを再現しました。

取材中、あの懐かしの電子音が響いていました。
エムズカフェ 森田オーナー
「(ゲームを)プレーしていたのは、小・中学校。社会人になって、テーブルの需要がなくなった時に買った」
テーブル1台あたり、たった数千円で購入したそうです。麻雀用だったゲームを森田さん自身が組み立てなおしました。
エムズカフェ 森田オーナー
「液晶モニターが主流だが、あえてブラウン管で再生している。ゲーム目当てに来る客もいる」

喫茶店は、週末のみの営業ですが、茨城や群馬から訪れた客もいたようです。レトロなのは、ゲームだけではありません。
なつかしの味を堪能してもらおうと、数少ない「うどんの自販機」が置いてあります。たった25秒で熱々のうどんが登場です。

末川徹 記者
「約20秒で出てくるクオリティではない。濃い味でおいしい」
電気系のメンテナンスを営む森田さんが、2年かけ販売できる状態まで改良しました。

エムズカフェ 森田オーナー
「『懐かしい』と言ってくれる人が多い。珍しいものがあるので、見て楽しんでもらえたら」
昭和の懐かしさを求める人たちに、これからも温かい一杯を提供します。