「1時間に最大40個見える」月明かりなき絶好の夜

そもそも流れ星とは、太陽の周りを定期的に回っている彗星が軌道上に残したチリの中を、地球が通り抜ける際に起こる現象です。チリが地球の大気圏に猛スピードで突入すると、大気中の原子や分子と激しくぶつかり合い、プラズマ発光することで、私たちの目でも確認できます。

そんな中、夜空を彩る三大流星群の一つに数えられるのが、「ふたご座流星群」です。

最も活発に見られるピークは、毎年ほぼ決まっていて、12月14日ごろです。2025年は、月明かりの影響が少なく、例年と比べても絶好の条件が揃っています。夜間にできるだけ晴れていて、街明かりが少ない場所を探してみましょう。

呉市かまがり天体観測館の山根館長によると、ピーク時には「1時間に30~40個ほど見える」と予想されています。全ての流れ星を一度に捉えることは難しいため、半分見逃したとしても、5~10分に一度は夜空に輝く流れ星を見つけられる計算になります。