1人でも多くの人に子宮頸がんワクチンを接種してもらおうと7日、広島県東広島市で集団接種が行われました。

東広島市役所で行われた集団接種には、市内に住む127人の女性が訪れました。女性たちは、女性医師の問診を受けたのち、子宮頸がんワクチンの接種を受けていました。

今回、無料接種の対象となったのは、▼小学6年生から高校1年生相当の女性と、▼今年度17歳から28歳になる女性で、かつ2022年から実施されたキャッチアップ制度でワクチンを1回以上接種した人です。

キャッチアップ接種した人(23歳)
「副作用がすごいと聞いてて、その時受けず、年齢が上がってみんな受け始めて受けようかなって」

キャッチアップ接種した人(24歳)
「おばあちゃんから直接連絡あって、しっかり受けなさいと言われて受けるきっかけに」

子宮頸がんワクチンをめぐっては、副反応への懸念から積極的な接種が控えられていた期間があります。期間中、接種できなかった女性を対象に、今年度末まで、自己負担なしで出来る「キャッチアップ制度」を延長。東広島市では、より受けやすい体制を整えようと、地元医師会協力のもと、市役所での集団接種を実施しました。

東広島市役所・医療感染症対策担当課 福原直樹課長
「できれば早い段階で、今年度中受けられる回数うっていただいて、できればキャッチアップが終わったとしても自分のために有料となったとしても打つということを考えていただければ」

東広島市では今後も、対象者に個別に通知するなど、呼びかけを続けていきたいとしています。