5月に広島市の川土手で息子を殺害した罪に問われている母親の初公判が8日、広島地裁で開かれ、母親は起訴内容を認めました。

起訴状によりますと清原和子被告は、5月5日、中区白島九軒町の川土手で息子の剛さんの首にロープを巻き付け、締め付けるなどして殺害したとされています。
広島地裁で8日行われた初公判で、清原被告は「間違いございません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察側は「回復の見込みがないアルコール性認知症を患った息子の将来に絶望して犯行に及んだ」「川土手で息子に缶ビールと大量の睡眠導入剤を飲ませた状態でロープで首を締めた」と指摘しました。
一方、弁護側は起訴内容については争わず、自首が成立していることなどから情状酌量を求める方針です。
被告人質問では、母親が医療保護入院を繰り返す息子のことで苦労した様子が明らかになりました。














