4月28日(日)中日 vs.広島(バンテリンドーム)
勝てば貯金生活…、さらにAクラス浮上の日曜日の試合。中日先発の 髙橋宏斗 対策でスタメンにずらりと左打者を並べます。1回、この日はこれまでの3番ではなく、2番に入った 野間峻祥 。今シーズン初登板の髙橋宏斗のストレートを弾き返します。

2アウトとなり、スタメン4番起用の 松山竜平 。しかし、ここはバットの先っぽ…、レフトフライに倒れます。

カープの先発は今シーズン、まだ勝ち星のない開幕投手・九里亜蓮 。2回、2アウト1塁で、打席にはパンチ力のある 木下拓哉 。センターにいい当りが飛びますが、深い守備位置から 秋山翔吾 が猛チャージでナイスキャッチ。先制点を許しません。

天谷宗一郎 さん
「うまいですよね。余裕があります。こういう打球が来たら、こう滑ろうと準備していると思います」
スコアボードにゼロを並べ続ける九里のピンチは、7回ウラ。1アウトから 上林誠知 がボテボテの当たりでしたが、悪送球となり、1ヒット・1エラー。ランナーが2塁に進みます。
その後、ランナーが進塁し、2アウト・3塁となりますが、後続をファールフライに仕留め、なんとか踏ん張ります。九里は7回を投げ、被安打4、無失点でマウンドを降ります。
九里亜蓮 7回 球数99 被安打4 奪三振3 失点0
延長戦に突入して11回表の攻撃は、36歳のベテラン・秋山。変化球をピッチャー返し―。ショートが回り込むも、全力疾走で内野安打をもぎ取ります。しかし、1点が遠かったカープ。0対0のまま、延長12回引き分けに終わりました。
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青山高治 キャスター
今月、3回目の0対0、スコアレスドローでした。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
めずらしいですよね。ただ、ドラゴンズの中継ぎ陣も非常にいいんです。点を取れない中でカープの九里投手と中継ぎ陣5人がしっかりと投げ抜いてくれたところで、新井監督も言っていましたが、負けなかったところが一番よかったと思います。

青山高治 キャスター
そうですね。そして、宇草選手はチームトップの第3号ホームラン。
天谷宗一郎 さん
すばらしいですね。キャンプは2軍スタート。しっかりとワンチャンスをものにしたと思いますし、あの日の試合、中日は梅津投手なんですけどもストレートが非常に速いピッチャー。それに対して振り負けなかったところに成長を感じますし、また森下投手とのコンビですからね。
田村友里 キャスター
同期コンビで、本当に相性がいいんですね。
天谷宗一郎 さん
なにか空気感が似ているのかもしれないです。
青山高治 キャスター
森下投手が投げているときの宇草選手の活躍はセットになっている感じです。