7日は「立冬」です。広島市にある縮景園ではソテツの冬支度「コモ巻き」が行われました。

気象予報士 近藤志保
「きょうは暦の上では冬の始まりとなる立冬です。上空には雲が少なくよく晴れて放射冷却が効きましたが、だんだんと日差しが届いてきました」

縮景園には38本のソテツがあり、樹齢100年を超えるものもあります。南の地域の植物であるソテツは寒さに弱いため、根元から葉の先端までコモで覆って冬を越します。作業は毎年、立冬の時期に行われています。

近藤志保 気象予報士
「庭師の方が1本1本丁寧に、コモを巻き付けています」

庭師 高森俊正さん
「立冬というと昔は寒かったがきょうも日が差すと汗をかくくらい。ソテツもコモを巻いてもらっても暑いんじゃないか」

今週は、この時期としては気温が高めですが、来週は朝晩の冷え込みが強まる見込みです。冬の装いになったソテツは、来年の3月下旬ごろまでこの姿で過ごします。