官民でおもてなしを充実させる動きの一方で、課題もあります。県観光連盟は来年の外国人宿泊者数を320万人にすることを目標としています。コロナ禍前の2019年に記録したおよそ132万人の2.4倍にあたりますが、クルーズ船のほとんどの乗客は船内で寝泊まりします。宿泊つきの広島観光にどうつなげていくかが重要だといいます。

玉垣プロデューサー
「クルーズ船の場合は船でお泊まりになるということですが、日中その他は町に出ていただいて、例えばお好み焼きでありますとかですね、いろんなところでこう広島を楽しんでいただいてるというようなことで、消費にもつながってるかなと思います。また、そういった経験を通じてですね、ファンになっていただいて、再度お友達でありますとかご家族でまた広島に来ていただくということで、また次の宿泊その他につなげたいと考えています」

クルーズ船の乗客に限らず、外国人観光客をどうおもてなしするかは大事です。県観光連盟の玉垣プロデューサーは、おもてなしのポイントとして、▽キャッシュレス決済のさらなる普及、▽ベジタリアンやハラル=イスラム教徒向けの食事への対応、▽各種施設のオンライン予約、▽各国の言語に対応した観光ガイドの育成などを挙げています。