日本船も含めたクルーズ船の寄港回数を示したグラフです。2014年度、広島港への寄港はあわせて18回。その後、コロナ禍でいったん大きく落ち込んだものの、全体として増加する傾向にあります。今年度は現時点で過去最多の74回の寄港が見込まれているということです。

26日の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=156円まで円安が進みました。歴史的な円安水準も追い風になるものとみられます。

クルーズ船の相次ぐ寄港もあって、増加している外国人観光客。その需要を見込んで新しい店もできています。

女性店員
「2名様、テーブル席ご案内です」

平和公園近くのおりづるタワーで、3月にオープンしたお好み焼き店です。こちらの店では英語が堪能な店員を3人採用したほか、英・中・韓の3か国語で注文できるタブレットを備えています。さらにこの店限定のメニューも提供しています。

男性店員
「お待たせいたしました。『広島満喫スペシャル』でございます」

広島のグルメをお好み焼き1枚で味わってもらおうと、特産のカキ、和牛のコウネ、観音ネギをぜいたくにトッピングしたといいます。

フランス人
「『広島満喫スペシャル』を注文しました。定番のお好み焼きは食べたことがあるので、試してみようかと」

オーストラリア人
「物価はとてもお得に感じます。たくさんのオーストラリア人が今、日本に来ています。たくさん食べて、たくさんビールを飲んで、ちょっと買い物も楽しみます」

店を運営するISE広島育ち 上川学 社長
「立地上、やっぱり観光の需要が多いと思うんで、そういうインバウンドであったり国内の観光のお客さまをターゲットにしてオープンしました。一目で見てもらったらわかりますけど、昔の屋台風をイメージしていまして。こちらの観光の思い出になるような感じではできたらなと」