「自立持続」が可能 千葉・流山市は6年連続人口増加率1位

藤森キャスター:
全国一律ではなく、それぞれの自治体で考えて話し合ってということですよね。そういった中で課題が見つかれば効果の高い事業をやっていけばいいという点だと思います。
例えば、千葉県北西部にある流山市。ここは全国の市の中で6年連続人口増加率1位にもなった市なんです。2005年のつくばエクスプレス開通が一つ大きなきっかけになりました。
市のキャッチフレーズは「母になるなら、流山市」。とにかく子育てのしやすい環境にしようと思い、力を入れました。そのうちの一つ、例えば送迎保育ステーションサービスがありまして、朝、駅前の集合場所に子どもを預けます。親御さんはそのまま出勤をする。お子さんたちは市内それぞれの保育園へこういったバスなどで送迎してくれるというサービスがあります。
子育て世帯がどんどん流入することで、駅前には大型商業施設が次々とオープンし、買い物も便利になって好循環が生まれる。少子化対策で数を増やそうではなく、子育てしやすい環境を作るために徹底的に自治体がリーダーシップをとって聞き込みを行ったそうです。それで“こうしてやろうじゃないか”と決めて貫いている結果だそうです。
小川キャスター:
質を高めようという意志も感じますし、非常に努力されたんだと思いますけれども、つくばエクスプレス開通という、こういった外的要因は大きいですよね。
真山さん:
それぞれの自治体の地域性のどこが売りで、どういうところから変えていくかというのは大事なこと。例を出されると、真似しちゃうんですよ。しかも、東北で例を挙げてくれないと。東京近郊で例に出されたら、「ここはいいよね」って思っちゃうと私は思いますけどね。
小川キャスター:
それぞれの自治体に合った形というのがあるわけですけども、ただその外的な要因がない自治体はどうすればいいのでしょうか。

藤森キャスター:
人口問題に詳しい藻谷浩介さんにお話聞きました。「東京の場合、家賃が高くて狭い。子育てには向かない」と。だから、「東京しか知らない人に、地方への留学などで試しに生活してもらおう」と、こういう発想はどうかと。

トラウデン直美さん:
まさに藻谷さんのお話で思い当たることがあって、高校生のビジネスコンテストを見させていただいた機会があるんですけれども、高校生が「国内留学をもっとできるようなビジネスをやればいいんじゃないか」ということを提案されていて、自分のお子さんたちが手を離れた方が他の地方のおうちに高校生とかが留学して、「学校も自分で選べるようにしたらいいんじゃないか」「地方でしかできない経験をそこですればいいんじゃないか」ということを提案されていて、それはすごく素敵なアイディアだなと思いました。
高校生がそれを思い浮かべるというのも本当に素敵なことだと思いますけれども、やっぱりどうしても人口は動いていくと思いますし、動物たちの分布が変わるように人間の分布も変わるだろうとは思うので、それを「消滅」というふうに悲観的に捉えないで、その中でどういうふうにやっていこう、だったらもっと自然を生かしたことができるんじゃないかとか、逆に資源がそこにあるのかっていうことを考えればいいと思うので、そこまで悲観する必要もないんじゃないかな。その移動の過程で、不便を被る方がいらっしゃるなら、そこはケアしないといけないところですけど。
小川キャスター:
それぞれの自治体をどういう自治体にしていくのか。そして国をどういう国にしていくのか早熟に考えていかなければ。

真山さん:
ちょっと何か縁があった方がいいんですよ。両親が東京生まれの人が地方に暮らすという取材も昔にしたことがあります。最初のうちはすごく温かく迎えてもらっていると感じるんですけど、やっぱり地方には地方のコミュニティの中にどう入っていくかっていうと、都会みたいに大人が何してるか知りませんっていう言い方をしている人からすると、結構大変なんですよね。だからこれもすごくいいことだと思うんです。いいことなんですが、こうするべきだって言われたくないんですよね。














