5月5日の端午の節句を前に、山梨県南アルプス市の染物店ではこいのぼりづくりが大詰めを迎えています。

創業約190年、南アルプス市古市場の井上染物店です。

こちらでは毎年約100匹のこいのぼりを手作りしていて、5月5日の端午の節句を前に今が作業の大詰めを迎えています。

26日は180cmのこいのぼりを描いた布に色付けをしていました。

井上染物店 井上展弘さん:
「(揺れて)やり辛いところもある。気を付けながらやっている」

店によりますと、こいのぼりづくりに使われる生地や染料は海外からの輸入のため、円安などの影響で制作コストはここ数年で1割ほど上がったということですが、商品の価格は据え置きで対応しているということです。


井上染物店 井上展弘さん:
「家族や親御さん、子ども、みんなに鯉のぼりを見てもらって、笑顔になってもらえることが一番いいと思って作っている」

1匹当たりの制作期間は平均1週間ほどで、商品は30cmから最大5m、価格は1匹4000円から店で購入できるということです。

なお、こいのぼりづくりは4月末まで行われます。