4月に大量の土砂の流入が確認された富士スバルライン。
土砂の撤去が進み、大型連休を前に26日、全線開通となりました。

大塚郁弥 記者:
「午前6時、富士スバルラインです。職員がカラーコーンを撤去しています」

富士山の麓から5合目までを結ぶ富士スバルラインです。

今月9日に大量の土砂が流れ込んでいるのが見つかり、25日まで一合目下駐車場から先で通行止めが続いていました。

山梨県は、土砂の撤去を行い、26日全線開通となりました。

5合目では早くも多くの観光客が訪れていて、富士山などを背景に記念撮影をしていました。

ドイツからの観光客:
「日本にいるなら見るべき景色だね。富士山は日本の巨大な景色ですごく見たかった」

茨城県からの観光客:
「(富士スバルラインを自転車で走って)最高ですね、とても気持ちいいです。まさにゴールデンウィークの入りとしてとてもよかったです」

富士山五合目観光協会 小佐野昇一会長:
「このゴールデンウィークに間に合うか間に合わないかというのは、この観光業にとっては非常に大きな影響があることですので、今回直前でしたけれども間に合ったという事は、大型連休のスタートとしていいスタートを迎えられる」

一方全線開通した富士スバルラインですが4合目では。

大塚郁弥 記者:
「道路脇には岩や木が積み重なっていて道路には防護柵が設置されています」

土砂が流れ込んだ4合目の大沢駐車場と2合目の白樺橋付近は片側交互通行の規制を実施していて、県は7月1日からの夏山シーズンまでに完全復旧を目指しています。