学習支援を続ける中で生徒たちにある変化が…

(生徒のメッセージ)
「オンライン授業を通して、学校に行ってみようという自信が付いて、10月頃から少しずつ行けるようになりました」

また、こんなメッセージも。
(3年生)
「出られるだけ出席して、たくさん勉強して、自分の自信にもつながりました。オンライン授業を受けることができて本当によかったです」
「オンライン学習を始めていろんなことを知ったり、学んだりして、良い半年間を過ごすことができました」

(支援員 佐藤欣幸さん)
「登校できないこともぜんぜんそれは悪いことでも何でもなくて、じゃあ、今の状況で何ができるのかなっていうことを伝えていきたいし、オンラインに入ってみたらどうかなっていう、そういう手助けができればいいかなと思ってます」

着実に成果を出しているオンライン学習支援。その一方、課題も見えてきました。

(延岡市教委・澤野幸司教育長)
「最後まで顔だしで話をする、いわゆる生徒間のつながりというところについては、なかなかそこは最後まで厳しい状況であったということは、先生と生徒と一対一の関係ですので、もっと横のつながりができるような関係ができるようにするためには、どうしたらいいのかといったところは、今年度の課題になっているのかなというふうに思っています」

こうしたオンラインでの学習支援について、引きこもりや不登校の子どもの支援に詳しい宮崎大学教育学部の境 泉洋 教授は・・。

(宮崎大学教育学部 境 泉洋 教授)
「共通しているのは学校とのつながりが弱くなってるということだと思いますので、学校に来られてないとしても、学校とのつながり、教育とのつながりですねこれを実感してもらうってことが、子どもたちにとってはとても重要じゃないかなと思います」


宮崎大学教育学部の境教授は、オンライン学習支援について、次のようにも話しています。

(宮崎大学教育学部 境 泉洋 教授)
「家族以外とつながる機会としても、とらえてもらいたい。学習だけではなくて、心のケアもオンラインを通じてやっていただくことで、気持ちが前向きになって、意欲的になっていくんじゃないか」


延岡市では、2学期をめどにオンライン学習支援の対象を小学生にも広げる予定にしています。

※MRTテレビ「Check!」4月26日(金)放送 「Check!調査班」から