4月13日、5か月間沈められた海底熟成酒の引き揚げ作業が行われました。ダイバーが酒瓶を入れたケージを慎重に回収していきました。

ビンの表面にはフジツボや石灰藻が付着。海の底で静かに熟成を待つ時の流れを感じさせます。引き揚げた酒瓶は、衛生対策として消毒したあと、磯のにおいを除去し、味を落ち着かせるため地上で1か月ほど保管します。

海底で熟成させた白ワインを実際に試飲させてもらいました。
田辺記者:
「熟成前と比べて色味が若干薄くなっていますが、まず香りが全然違いますね。海底熟成されたあとは、渋みがかなり少なくなっていて、甘みを感じる気がします」