後藤舜アナウンサー:
「仙台街歩きグルメの定番といえばこちらひょうたん揚げですが、なんときょうから新緑の杜の都をイメージした緑色のものがでたんです」

仙台市青葉区の阿部蒲鉾本店で25日から販売が始まった「杜のひょうたん揚げ」。この生地の緑色の正体は「ナンノクロロプシス」という藻です。ナンノクロロプシスは石巻市内に本社がある「イービス藻類産業研究所」が培養している藻で61種類の栄養素を含み、なかでもたんぱく質が豊富なことから大豆ミートなどと同じ代替たんぱく質としても注目されているということです。

イービス藻類産業研究所 寺井良治社長

イービス藻類産業研究所 寺井良治社長:
「仙台っ子のソウルフードのひょうたん揚げに入れてもらえることは大変ありがたい話。藻は美味しくて栄養が高い、さらに将来的な社会問題になっている2050年のたんぱく質危機の時代に備える食材であると認識してもらえれば」

緑色のひょうたん揚げは仙台・青葉まつり40周年を記念して開発されました。すでにSNSなどで話題となっていて、店には次々と客が訪れ、さっそく写真をとったり味わったりしていました。

購入した人:
「SNSを見て。いつものひょうたん揚げのかまぼこの弾力もしっかりありつつ、甘い感じもあるが、ほんのり磯の香りというか普段とは一味違う爽やかな感じ」
「秋田から来た。いつもは普通のひょうたん揚げを食べているが、きょうは発売日なので楽しみにして来た」

阿部蒲鉾店 阿部賀寿男社長

阿部蒲鉾店 阿部賀寿男社長:
「お店の前の東二番丁通は(仙台・青葉まつりで)山鉾も巡行するので、お祭りを楽しみながら仙台の緑を感じながらこの緑色のひょうたん揚げを食べてもらえたら」

「杜のひょうたん揚げ」は来月19日まで期間限定で販売されます。