酒井さんは、双子の兄とともに、中学からアメフトを始めたといいます。双子の兄は現在も関西学院大学でアメフトを続けています。
(山中アナ)「日大フェニックスに入ったときの目標は?」
(酒井さん)「大学でしっかり日本一になって、双子の兄と(甲子園ボウルの)決勝で対戦できたらと思っていました」
(山中アナ)「その後、大学側からきちんとした説明はありましたか?」
(酒井さん)「自分たちから説明会をしてくださいと何度もお願いをしました。何度もお願いをして、やっと1回か数回。それ以外は何の連絡もなく、どうなっているかも知らされていないです」
4月19日、新年度を迎えて、ようやく大学側が説明会を開きました。出席した大学幹部は「再出発に向けたトレーニングをしっかり行っていこう」と呼びかけたものの、アメフト部自体をもう一度作れるかどうか、その目途は立っていないと話したといいます。
先が見えない毎日。酒井さんは自主トレーニングや資格試験の勉強をするなどして過ごしています。
(山中アナ)「今までの生活とガラッと変わりましたか?全然違いますか?」
(酒井さん)「全然違います」
(山中アナ)「今、大学側にはどんなことを言いたいですか?」
(酒井さん)「早く練習する場を作ってほしいと思います」
(山中アナ)「それは部にならなくても?」
(酒井さん)「部になってほしいです」
(山中アナ)「やはりもう一度、日大フェニックスの仲間とやりたいですか?」
(酒井さん)「はい。みんなでもう一回やりたいです。このまま落ちるのではなくて、“フェニックス”なので、復活したいです」