松本駅前の老舗「井上百貨店」が24日、2025年3月末で営業を終了すると発表しました。
松本では大型商業施設の撤退が相次いでいて、衝撃が広がっています。
中継でお伝えします。
森記者:
松本市の井上百貨店前です。
井上百貨店は24日正午、文書で、2025年3月末をもって、こちらの店舗での営業を終了すると発表しました。
3月の取締役会で決定し、築45年が経過する施設の老朽化が大きな要因と説明。
大規模な設備更新は現実的ではないと判断したということで、井上裕(いのうえ・ひろし)社長はSBCの取材に対し、「時代や環境の変化に対応していくための前向きな決断」と語りました。
井上百貨店は、1885年=明治18年に現在の場所からは500メートルほど北の六九(ろっく)商店街で「井上呉服店」として創業。
今から45年前の1979年に現在の松本駅前に移転し、「まちのデパート」として市民に親しまれてきました。
現在の店舗は地上7階、地下1階建てで、売り場面積は、8,300平方メートル余り。
後利用については土地・建物ともに未定としていますが、2025年3月の営業終了までに一定の方向性を固めたいとしています。
また今後は、山形村で営業する総合ショッピングセンター「アイシティ21」と統合し、「次への展開を図る」としています。
ただ、松本市内の私立高校の制服を扱っていることもあり、営業終了後も何らかの形で、市内での事業展開は続けていく方針だということです。
市民:
「え~!信じられないですね。大型店がどんどんなくなっていくので、すごく買い物が不安ですよね。なんとかその流れは止めてほしいですよね。パルコもですしね」
市民:
「ほとんど毎日行っている。1人暮らしで、井上で扱っている特に食材なんか、いいものをちょこっと食べるってそういう感じだから。私としては悲しいというか困る」
市民:
「いつかは来るんじゃないかとは最近の状況からは若干心配はしていたんだが、まさかこんなに早く…」
臥雲義尚市長:
「創業140年の節目として今回非常に重い経営判断をなされたと受け止めている。松本駅前から松本城周辺まで、市街地の中核エリアについての見取り図を描き直す必要がある。松本市として速やかに取り組んでいきたい」
松本商工会議所の赤羽眞太郎(あかはね・しんたろう)会頭は、「長年にわたり、地域経済と文化を牽引してきた井上百貨店が、駅前からなくなることは非常に残念。相次ぐ大型店の閉店で街が衰退することがないように、活性化や街づくりを行政・商店街と連携して進めていきたい」としています。
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