玉木喜久代さん
「私は畑がアトリエって言っているんですけど。
生物学的変態は、足がいっぱいある幼虫がサナギに入って、まったく違う形になって飛んでいく、すごい神秘ですよね。私にとって“変態”は、『自分が変わって飛んでいく、飛翔する』という意味の“変態”なんです」

成長とともに虫たちが形を変えていく「変態」。
その神秘が、玉木さんの作品を生み出していました。
生きものの多様性。命の大切さ。
玉木さんの指から湧き出る作品には、そんな思いが描かれています。
そして、そこには、玉木さん夫婦とともに生きるたくさんの生きものたちの営みが写し出されています。

たまちゃんアートファーム 玉木喜久代さん
「私、国籍に対する偏見とかまったくなくて。若いときにアフリカに行った時も、涙がでるほど懐かしかったので、『多分、ここで生まれたのかな』と思ったりもする。どこの国の国民であっても、みんな一緒。多分、虫も人間も一緒だと思っているからそう思うのかな?
分かります?」














