宮城県石巻市の離島、網地島で海上の安全や大漁を祈る祭りが21日、開かれました。白装束に身を包んだ男衆が神輿を担いだまま何度も海に入る「あばれ海神輿」を見せ、浜は久しぶりの活気に包まれました。

石巻市の離島、網地島。

およそ300キロの神輿を担いだ男衆が、「チョーサイ」の掛け声とともに海に入ります。

網地島の長渡浜(ふたわたしはま)地区で行なわれた「鳴雷(なる)神社祭」。白装束に身を包んだ島の男性など12人が、海上の安全や大漁を祈り地区を巡りました。

300年近くの歴史があるとされるこの祭り。「あばれ海神輿」と名づけられた神輿の行き先は「神のみぞ知る」ということで、住宅地の狭い道路では突然の方向転換も。

担ぎ手:
「(行き先は)訳分かんないです。担いでいる人たちが訳わかんないです」

震災前、335人だった長渡浜地区の人口は、3月末現在で191人まで減りました。それでも、勇壮な神輿がやって来ると住民たちも黙っていられません。

島の人:
「お祭り、お祭りだからね、あやっさー、あやっさー、あやっさーであはははは」

島の人

「1年に1回だからすごいです。いいです」
担ぎ手:
「大漁や健康を(祈る)過疎化も進んでいるので。久々に賑やかでうれしい」

休憩中には、もち撒きや獅子舞いも行なわれ離島は活気に包まれました。

鳴雷神社 阿部重人氏子総代長:
「感無量ですね。神輿が来るのをみんなが楽しみにしているので、毎年続けたい」

鳴雷神社 阿部重人氏子総代長

人口の減少が続く網地島には、伝統を守り続ける男衆の威勢の良い掛け声が響き渡りました。