具体的な理由の説明なく支給がストップ 患者らが国を提訴

 しかし2016年、国から突然、障害等級が3級にあたると通知され、具体的な理由の説明もないまま、年金の支給をストップされたのです。
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 滝谷さんは同じく支給を打ち切られた1型糖尿病患者らとともに、処分取り消しを求め国を提訴。一度は勝訴し、判決は確定しました。

 ところが、その直後、国は滝谷さんらに改めて年金を支給しないと通知します。
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 判決は、患者の症状の判断には踏み込まず、あくまで“理由を示さず通知した点が違法”だとして処分取り消しを命じていました。国はそこを突き、少しの理由説明を追加して再度通知を行ったのです。

 (滝谷香さん)「控訴しないのに、障害基礎年金が支給できないってどういうことなんって思ったし、すごくむごいことしてくるなと思いました」

 滝谷さんらは、異例の再提訴に踏み切りましたが、大阪地裁は、2回目の裁判では原告9人の症状を個別に検討。滝谷さんら8人は、過去の就労経験などを踏まえ「3級」にあたると判断し、2021年に訴えを退けました。