約6000人が暮らす志和町。人口は徐々に減っていて、65歳以上の割合は44%。東広島市の中で特に高齢化が進む地域の一つです。

幅広い世代を店に呼び込むため、月1回、スイーツなどの企画展を開いたりして工夫してきた蔵田さん。ファッションショーなら、地域の楽しさや元気にもつながると考えたといいます。

カレンズくらた 蔵田圭子 店長
「『こんなに服があるのにお客さん、誰もいないね』という話から、『これだけ服があるんだからいろいろ着てお客さんに歩いてもらったら、すごい楽しいんじゃないかね』となって、やってみようと」

商品の横に設けられた「ランウェイ」。ファッションショーは、立ち見が出るほど地域の人が訪れました。モデルが着ているのは全て店の商品です。

93歳の日出さんはジーンズスタイル。

手作りのファッションショーは何度も大きな拍手や笑い声に包まれました。

訪れた人たち
「よかった。感激しました」
「いなかでこういうことがないので楽しかった。知った人も出るし」

母子でモデル
「すっごい緊張したけれど気持ちいいです。母子でおそろいを着せてもらって」

最高齢モデル 日出ヤスコ さん(93)
「きょう、こうして蔵田さんにやってもらえてうれしかったです。このジーンズ、履いてもいいと思っています」

蔵田さんはさっそく9月に2回目のファッションショーを開く予定です。

カレンズくらた 蔵田圭子 店長
「志和の中でも買い物できるところがあるんだっていうのを知らせたい。みなさんに『あそこに行ったら楽しいことがあるよ。ちょっと元気になるよね』ということが提供できたらいい」

93歳モデル・日出さんと語る蔵田店長

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いかに地域に愛されるお店かが伝わりますね。参加した方のインタビューが生き生きして、みなさん、いい表情をしています。志和は流通団地があって働きに来る人は多いけれど、買い物をせずに広島市や西条などに帰って行くので、なかなか店の売り上げにはつながらないといいます。

楽しいことをする店があれば人が集い、地域の人も元気になり、売り上げにもつながります。きょうのファッションショーで「モデルをやりたい」「モデルが着ていた服を購入したい」という声がさっそく上がっていたそうです。次回も楽しみです。