恋人のように振る舞い、金銭をだまし取るロマンス詐欺。
新潟県内でも被害が相次いでいて、関係機関が被害防止を呼びかけました。

19日は、キッチンカー店主の手島ひとみさんらがSNSでの発信力に期待されて被害防止大使に任命され、警察や専門学校生らが繁華街でチラシを配り、「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」の被害防止を呼びかけました。

SNSで投資話を持ちかけだまし取る 投資型詐欺。
ネット上で知り合い、恋人のように振る舞って金銭をだまし取るロマンス詐欺。

新潟県内ではこの2つの詐欺による2023年の被害額が5億9000万円に上っていて、特殊詐欺全体の被害額を上回っています。

今回、大使に任命された手島ひとみさんも、実際に騙されそうになったそうです。

【PANDA CAFE 手島ひとみ 店長】
「口がうまくて、本当に簡単にお金を稼げる気分になるので…。自分の経験をもとに、こういう感じで相手は来るから気をつけたほうがいい、と皆さんに伝えたい」

この防止活動の中で、19日にも被害が明らかになりました。
南魚沼市に住む60代の男性が、2024年2月中旬に、SNS上で知り合った女から「収入を増やすことができる」と持ちかけられて221万円を騙し取られたということです。

警察では「SNS上の投資話には注意して欲しい」と注意を呼びかけています。