■“魔の温度帯”に気を付ける!美味しく食べるには「氷水解凍」がベスト

「冷凍食材の解凍方法」についてもご紹介します。一般的な解凍方法は
▼常温解凍
▼水道水を流しながらの流水解凍
▼冷蔵庫解凍
▼冷凍のまま加熱調理をする加熱解凍
▼氷水につけておく氷水解凍
などがあります。

夏場に最適な、解凍方法は何なのか、“冷凍王子”こと冷凍生活アドバイザーの西川剛史氏に聞きました。


冷凍生活アドバイザー 西川剛史氏:
2つの"魔の温度帯"を短時間で通過することが大切


"魔の温度帯"・・・-5℃~-1℃
長時間食材があると、細胞が傷つき、解凍後にうまみや栄養が染み出してしまう。

"超・魔の温度帯"・・・10℃~40℃
長時間食材があると、細菌が増殖。酵素も活性化し劣化がグッと進むので絶対に避けたい。

この2つの温度帯を、短く通り過ぎるものはどの方法なのでしょうか。
▼加熱解凍は→両方、短く通り過ぎる
▼流水解凍・常温解凍→“超・魔の温度帯”が長い
▼冷蔵庫解凍→“超・魔の温度帯”にはいかないが、魔の温度帯の時間が長い
▼氷水解凍→“魔の温度帯”をサッと通り過ぎて、“超・魔の温度帯”には届かない


西川氏によると、一番良いのは「氷水解凍」。
氷水の中に溶かしたいものをつけておくと、物によりますが、15分~30分で溶け出してきます。



夏場は室温や水道水の温度が高くなりやすいので、「常温解凍」と「流水解凍」は避けてほしい、ということでした。

恵俊彰:
うまく冷凍庫に入れても、今度はそれをどういう風に解凍するのか、っていうことですよね。

江藤愛アナウンサー:
氷をいっぱい作っておかなきゃと思いました。そうめんなんて作ったらすぐなくなりますからね。

(ひるおび 2022年7月27日放送より)