春は黄砂の季節 大陸の砂漠地帯から舞い上がって飛来

 上記のグラフは、月別黄砂観測日数平年値(1991年~2020年 黄砂の観測実施11地点の平均日数 ※気象庁ホームぺージより)です。

 春は黄砂の季節で、ピークはまさに今、4月です。これは、黄砂の飛んでくる元である、大陸のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などで雪解けが進み、地表面が乾燥して砂が舞い上がりやすくなるためです。砂を舞い上がらせる低気圧が発生しやすいことや、春はまだ地面を覆う植物が茂っていないことも影響します。さらに、舞い上がった砂を運ぶ偏西風がちょうど日本の上空を通る時季であるため、たびたび日本にやって来るようになるのです。