シーミーの季節を迎え、県内各地では親族がそろって墓参りをする様子が見られています。


うるま市川崎の「阮氏中元起龍会(げんうじ なかむとぅ きりゅうかい)」は毎年、シーズン中の2番目の日曜日に清明祭を執り行う習わしとなっています。

この日は朝早くから盛前(むいめい)と呼ばれる会の世話役が、墓前に備えたり参列者に配ったりする「ご馳走御三味(うさんみ)」の準備に追われました。

盛前の責任者・横田克秀さん「ちょっと応援団が少なくて大変な面はあったんですが、思いを込めてつくりました」

この日は市内外から約30家族60人余りが参加。墓前に線香を供えて手を合わせ先祖に近況などを報告しました。


三世代で参列 父・横田智彦さん(46)「今生きている人立ちは健康なので、これからも見守って下さいという思いでやりました」

三世代で参列 孫・横田智成さん(13)「先祖が沢山いるなと思いました」

阮氏中元起龍会・横田幸弘会長「こうやって皆さんが集まることによって、祖先の方々も大変喜ばれていると思います」

こちらの門中は祖先「阮國(げんこく)」が1607年に中国の福建省から当時の久米村(くにんだ)に移り住んだことが始まりだと言うことで、ことしは新たに作り直した家系図を示しながら一族のルーツを確認していました。


県内では今週末ごろまでシーミーが続きます。