15日は各地で7月上旬並みの気温となるなど、暑い一日となりました。この暑さは16日以降も続くのでしょうか?

本州で今年初の「真夏日」季節外れの暑さに注意

良原安美キャスター:
4月にもかかわらず、15日は初夏のような気温となりました。ここ10日間の東京の最高気温は、5日に15.1度、14日は24.8度、15日は26.8度を観測しています。なぜ気温が上がったのでしょうか。

広瀬駿 気象予報士:
春は寒暖差が大きい季節なのですが、15日は暖かい南風が全国的に吹き、気温がぐっと上がりました。

良原キャスター:
全国各地でも気温は上がっています。気温を観測している全国914地点で、▼30度以上の真夏日が11地点、 ▼25度以上の夏日が302地点となりました。(15日 午後3時30分時点)

広瀬気象予報士:
特に新潟県や山形県など日本海側の地域で気温が上がりました。南風が山を吹き降りるフェーン現象も加り、より気温が上がりました。

良原キャスター:
体にもこたえますね。

広瀬気象予報士:
今年は3月が平年気温が低く寒の戻りがあった分、体が置いてけぼりになっているかもしれません。真夏ほどの暑さではないとはいえ、熱中症にも注意が必要です。

良原キャスター:
週間天気予報によりますと、東京は20度超えの日が続きそうです。

広瀬気象予報士:
東京は平年、この時期の気温は19、20度くらいですが、16日以降も22、23度の日が続き、19日は25度を超える可能性もありそうです。また、西日本では黄砂が飛んできそうです。ベランダや車が汚れることも考えられますので、今週は注意が必要です。

井上貴博キャスター:
今年の夏も尋常ではない暑さになるのでしょうか。

広瀬気象予報士:
このまま気温が高い日が続くと思います。5、6月も早くから半袖日和が増えてきますし、気温が高いと水蒸気量も増えるので、大雨も心配です。梅雨の大雨、真夏の猛暑に今から注意してください。

良原キャスター:
衣替えはいかがでしょうか。

広瀬気象予報士:
冬物は(片付けて)いいのではないでしょうか。ただ21、22日ころに気温が少し下がる可能性がありますので、スプリングコート1枚は残しておいてください。そこを超えたら、もう完全に衣替えを考えてもいいと思います。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
“異例”や“異常”という言葉をよく耳にしますが、これが普通なのでしょうか。もう当たり前と見るしかないかもしれません。ニューノーマルです。