海から万博会場へ 国内初『水素燃料電池船』船内を特別取材

 一方、万博への新アクセスは鉄道だけではありません。広島県尾道市。万博でお披露目される“ある乗り物”の開発が進んでいます。建物の中に入ると、作業場の奥に見えてきたのが…

 (岩谷産業・水素ステーション建設部 金田充弘部長)「どうぞ、こちらです。大きいでしょ。インパクトあると思うんですけれど。今まさにまだ作っている段階なのですが、これが『水素燃料電池船』になります。(完成の)7合目8合目くらいかと考えています」
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 水素事業のリーディングカンパニーが開発中である国内で初めてとなる水素燃料電池船の旅客船です。2階建ての船で全長は30m、幅8mの大きさで、定員150人。搭載する水素と空気中の酸素を反応させて電気をつくり航行するため、従来のものと違って二酸化炭素を一切発生させません。
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 万博では、時速20kmで大阪中心部の中之島ゲートから、ユニバーサルスタジオ付近を経由して、夢洲までを約40分で結ぶ計画です。

 (金田充弘部長)「鉄板ではなくアルミを使用することで軽量化して負荷を下げることをしています。(アルミは)耐久性も優れていますので」

 去年6月、水中に入る船の底部分から製造は始まりました。旅客船として運用されることから、より高い安定性を目指して、双胴船と呼ばれる2つの船体を胴体とするスタイルを採用したそうです。