余ったワクチンは…「厚労省からのお達し。捨てるしかない」
【名古屋市中村区 細川外科クリニック 4月2日】
ワクチン接種を行っていた中村区のクリニック。この日うかがうと、余っていたワクチンを廃棄するところでした。
(細川外科クリニック 細川慶二郎 副院長)
「期限は2024年11月。捨てるしかないので、捨てます。医療廃棄物です」


(大石アンカーマン)
「こういう医療機関がたくさんあるってことですよね」
(細川外科クリニック 細川慶二郎 副院長)
「余った分は捨ててくださいと。厚労省からのお達し。捨てるしかない」

国の政策にのっとり、希望者にワクチンを打ち続けたこのクリニックでは、これまでに接種回数は実に4万回に上ると言います。
しかし同時に、接種後の副反応とみられる症状の患者を多く診ている現実も。

(大石アンカーマン)
「今後、新型コロナワクチンは接種すべきかどうか、先生はどう思われますか」
(細川外科クリニック 細川慶二郎 副院長)
「医学的にも意見が分かれるところですが、僕自身は重症化リスクがある人は打った方がいいのではと思うが、幅広く皆さんに打ちましょうというものでもなくなってくるのは事実」


(細川外科クリニック 細川慶二郎 副院長)
「コロナワクチンに対する副反応で悩んでいる方はいるので、そういった数を現場では無視できない数になっている。統計学的には何百万人に1人という数字かもしれないが、実際に目の前で『まだ痛いです』『まだ苦しいです』と言っている人に対して、この人には本当にワクチンが必要だったのかという疑問は抱き続けている現状です」



こうした中…
【3月19日】
(武見敬三 厚生労働大臣)
「厚生労働大臣としては、新型コロナワクチン接種後の健康被害で、お亡くなりになった方々には、お悔やみを申し上げたい。健康被害を受けた方々にはお見舞いを申し上げたい」



3月に突如、いわゆるワクチン後遺症や接種後に亡くなった人の遺族に対しお悔やみの言葉を述べた大臣。これはワクチン後遺症への取り組みを本格化させる兆しなのか。
それでも、ワクチン接種は「有料」で再開される見通しです。


2024年4月4日放送 CBCテレビ「チャント!」より