威力のあるストレートと落差のあるフォークボールで三振を奪うその姿。ニューヨーク・メッツの千賀滉大になぞらえ、『千賀2世』とも表される。三菱重工Westの鷲尾昂哉投手(23)。プロ注目の最速150キロ右腕は、今年ドラフト解禁年の入社2年目を迎えた。(取材・文 MBSアナウンサー 金山泉)
関西大学時代からドラフト候補に挙げられていたが、大学4年時はプロ志望届を出さなかった。鷲尾は、「関大の早瀬前監督が『プロに行っても10年活躍しないと意味がない』と。まだその実力はないと思ったので、社会人で2年しっかりやって挑戦しようと思いました。」と話す。
昨シーズンは、1年目ながら都市対抗と日本選手権にリリーフ登板。12月には社会人選抜メンバーとして台湾ウィンターリーグに参加し、売り出し中の阪神・野口恭右外野手から三振を奪うなど、手応えもつかみ帰国した。














