美恵子さん:
「これは私が自分で食べるのも好きで、春キャベツのロールキャベツです」
「軟らかいですからね。今一番おいしいとき」
「あとこちらがね筑前煮ですね」
「ちくわも入って、信州の煮物絶対入れちゃいますよね。ないとだめ」
宮入キャスター:
「なんでそんなにお料理上手なんですか?」
美恵子さん:
「上手ではないんですけども、自分の実家がねドライブインなもんですから」
「小さいときからやっぱりそういう料理に携わってましたんでね、嫌いではなくて好きです作るのが。食べるのも好きだし」


美恵子さん:
「信州サーモン美味しいですよ。この近くで養殖していますからね」
「地元の野菜とか食材を生かしていきたいなと思ってます」

宮入キャスター:
「お店出そうと思ったきっかけって何ですか?」
美恵子さん:
「やっぱりコロナ禍でお土産が」
「もともと隣が酒屋で、こちら側はお土産を売ってたんですけども、ここはもう直結なんですね、お酒の瓶がばーって並んで」

総菜店の隣りにある田村酒店。

実は美恵子さん、酒店の女将さんで、土産物を扱っていました。

しかし、コロナ禍で観光客が減少。

店にとって大きな打撃となりました。

美恵子さん:
「お土産も出なくなったし、良い場所なのにもったいないなと思ってね。で私に何ができるかなって思ったら、お料理があったんでね」
「この地域も皆さん一人暮らしの方が多くなったり皆さんお勤めに出てたりして、だからこんなようなお総菜屋さんあれば、いいなって思ってたから、それだったらやろうかなと思ってやりました」

大切にしているのは手料理。

それも美恵子さんのお母さんから受け継がれる味です。


美恵子さん:
「高級な味付けは食堂行けば食べられますけどね」
「昔懐かしい私が子どものころに食べた味を大事にしています」

「今度は桶が登場しましたね」
「おすしを作ります」
「何ずしですか?」
「五目ずしです。これ母が私が好きで何かのときに必ず作ってくれてた味ですね」
「お祝いのときは五目ずしでって時もあった?」
「お誕生日には必ずたっぷりかけて、五目じゃすまないくらい、桜と菜の花だね」

開店まであと1時間。総菜作りはラストスパートに入ります。