熊本市が東区で計画している市電(路面電車)の延伸について国が2億3500万円の補助を計上したことが分かりました。

熊本市は、健軍町(けんぐんまち)電停から市民病院までの約1.5キロを「東町(ひがしまち)線」として市電の延伸を計画しています。

熊本市によりますと、国土交通省は今年度、この事業について、まちづくりと公共交通の一体整備を進めるための「都市・地域交通戦略推進事業」として2億3500万円を割り当てました。

熊本市はこの予算を延伸部分の用地測量などに充てる方針です。

国の補助は今年度から5年間で、市が延伸の概算事業費として見積もっている約135億円のうち、交付金などを充てることで、市の負担は53億円になると想定しています。