人口800人の村は「プロレス」の話題で持ち切り!

目標額には到達しなかったものの、集まった寄付金で今月14日、屋外に特設リングを設置する「がいせん桜プロレス」を開催できるところまでこぎつけました。村の人たちも、初めてのイベントに期待を寄せています。

(住民)
「テレビではプロレスを見るけど、他に行って見たことないから、ぼくは今からその日はあけています」

(住民)
「桜が咲いていい感じの時にプロレスを開催できるのは、新庄村ならではないかなと思います」

(住民)
「やっぱりプロレスの方が引っ越してこられたからこそ、できるんで」

この日、2人が訪れたのは新庄村立新庄小中学校。雨天の場合でも試合ができる会場をと、確認と交渉に訪れました。

(関根龍一さん)
「いいんですか、じゃ、貸してもらえる感じで?」

(校長)
「あぁ、いいですよ、だって、見る機会なんてないじゃないですか、生で」

(新庄村立新庄小中学校 小林圓裕校長)
「村の人も子どもたちも見に来るんじゃけ、使ってもらえたら。子どもたちもいろんな機会があった方がいいし、田舎でそんなもの見ることないし、バーンってすごい音するが、飛んだりして、あんなの見たらびっくりすると思う」

開催に向け、村じゅうで盛り上がりを見せる「がいせん桜プロレス」。当日はあのアジャコングさんの名前も。

龍一さんが所属するプロレスリングBASARA。そして、天満のどかさんが所属していた東京女子プロレスから合わせて20人以上が参戦します。

(天満のどかさん)
「今やりたいことは今しなきゃっていうのは、すごくコロナ禍で感じたことだったので。。。自分たちがお世話になっている方にも99歳のおばあちゃんがいるんですよ」

(関根龍一さん)
「今、世話になっている人に、いま皆さん元気なんで、その人たちに恩返しというか」

「うちらは何もまだまだですけど、プロレスを見て元気になってっていうことをしたかったんですよ。村の人がそれを見て元気になって、うちらの団体の子たちも全部がこうブワーって大きくなってほしいな」

普段は静かな県境の村。年に一度の満開の桜のもとで、今年はいつもとは一味も二味も違うにぎわいが間もなく訪れます。

【観戦情報】
「がいせん桜プロレス」の会場は、14日(日)岡山県新庄村の「がいせん桜通り」にある駐車場に屋外特設リングを設置して行われます。

時間は午前11時半と午後2時からの2回です。観戦無料ですが、ゆったり観戦したい人のために有料指定席も設けられるということです。なお雨天の場合は、本編でも「交渉成立」したように、新庄小中学校での開催となります。