日置市の県立農業大学校で10日、入学式がありました。18歳から47歳までが農業への道を進む新たな一歩を踏み出しました。
日置市吹上町の県立農業大学校には10日、農学部と畜産学部、そして研究部門に合わせて77人が入学しました。
野菜科に入学した新入生の最年長、47歳の桑波田温士さんは、これまで東京でシステム開発会社を経営。農業ビジネス参入を目指し基礎から学びたいと入学しました。
(会社経営から農学部野菜科へ 桑波田温士さん・47)「自分が農業のオペレーションを全て理解していないと経営にも携われないと思った。今までの農業にはないシステムを作っていったり、より効率化、収量の高いものを作っていこうと思っている」
また、家業を継ぐことを決意した若者も・・・
(北海道から畜産学部肉用牛科へ 松本結愛さん・18)「実家の和牛繁殖を継ぐため、和牛の日本一と言われる学校で一から学びたい。『女性に牛飼いは出来ない』という固定観念が北海道は強い」
(会社員から農学部茶業科へ 今村成亮さん・20)「実家がお茶の仕事をしていて、父の背中を見て憧れていた。自分で畑を持って、世界に発信できるような人になりたいと思っているので2年間頑張りたい」
新入生は全員寮生活を行いながら座学や実習などを通じて2年間学びます。














