「花が先」のイメージはソメイヨシノ

佐久間さんは、「私たちが、“花が先”というイメージを持つのは、ソメイヨシノが花を先に咲かせる桜だからです。」と話し、植栽された桜の大部分を占めるソメイヨシノの特徴が、そのまま私たちの桜へのイメージになっていると推測しています。

ソメイヨシノは、大きな花を咲かせるオオシマザクラと、花だけを先に咲かせるエドヒガンを掛け合わせてできた品種です。結果、ソメイヨシノが引き継いだのは、「大きな花を、葉よりも先に咲かせる」というそれぞれの特徴でした。

 これが「お花見に最適」となり、全国に広まりました。人間が自ら「花だけが先に咲く」という都合の良い桜を作り、それが日本中に広まって、「桜=花が先」というイメージが定着したと考えられます。