工具で切断か 道路に近いポンプ狙われる?

今回の窃盗被害は、農家が今シーズンの作業を始めるために久しぶりに畑に出たところ、盗まれていることに気がついたといいます。警察には、3月下旬から4月9日までに、県北地区で6件の被害届が出されています。

今回、被害にあっているのは畑に水をまくためのポンプで、水量を調節する金属製のバルブが盗まれています。ほとんどが鉄製だということです。

被害にあった農家の男性は、今回の窃盗被害には特徴が2つあると話しています。

1つ目は、電動ノコギリのような工具で切断されたとみられること、
2つ目は、道路に近い場所にあるポンプで被害が相次いでいることです。

道路から遠い畑の中にあったため、被害を免れたとみられるポンプもありました。これらの特徴を見ると、時間をかけずに手早く犯行に及んでいると思われます。

部品の交換には、数千円から1万円ほどの費用がかかるといいます。

警察によりますと、被害を防ぐためには畑に柵を設置する、作業がない冬場にも見回りを行うなどの対策しかないのが現状だということです。