岸田総理 日米首脳会談へ “説明なき日米同盟強化”の懸念
藤森祥平キャスター:
まず8日の時点でアメリカ訪問ということになりましたが、星さん、注目しなければいけない点がありますよね。このアメリカの訪問で日本の安全保障政策が大きく変わるかもしれない。自衛隊と在日アメリカ軍の連携をより強めて、有事への対応に備える体制を作ろうとしているということなんですが、簡単に言うとどのような状況なのでしょうか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
ざっくり話しますと、1年半前に日本政府は“反撃能力”、これまで敵基地攻撃能力と言われてきたんですが、それを認めようという文書を作ったんですね。これまで日米安保というのはアメリカの“攻めと守り”、日本の“守り”という構成でしたが、日本にも反撃能力という“攻め”の一部を認めて、日米が“攻め”ということで連携しようという、そういう新しい枠組みになりましたので、これは今までなかったことですよね。もちろん中国の軍事的台頭がありますから、ある程度の備えは必要なんですけど、こうした構図に対して岸田さんからの説明はほとんどないわけですよね。ですから、これは“説明なき同盟強化”と言ってもいいと思いますね。
小川彩佳キャスター:
こういったことが起きると、具体的に何が起きる可能性がありますか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
例えば第三国と米軍が開戦状態になった、戦争状態になったときに、それが日本に影響を与えそうだと判断したら、日本の自衛隊と米軍が一緒にその第三国と戦うことができると、そういう枠組みなんですよね。これは要するに、今まで日本は海外では武力行使をしないという日本国憲法の建前から大きく踏み出すことになるわけですよね。
小川彩佳キャスター:
これまでもその反撃と攻撃の線引きはどこにあるのかっていう議論がありましたけれども、ニキさん、その懸念が強固なものになりますよね。

英語通訳・翻訳者 キニマンス塚本ニキさん:
いやちょっと本当に今日初めて聞いた話で、単刀直入にお聞きしたいんですけれど、これってこのまま私達、市民・国民側に何の説明もなくこのまま通されて、可能性として将来的に否応なく戦争に巻き込まれる可能性が高くなってしまうということですか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
本質的な疑問だと思いますね。今回のこの問題は巻き込まれることは承知の上で、日米同盟を強化しましょう、それから巻き込まれることを承知の上で中国に対する抑止力を高めようということなので、実はそこの部分を岸田さんはやっぱりきちっと説明してもらいたいと思うんですよね。
小川彩佳キャスター:
そうですね。大変大きな転換になるわけですからね。














