長野市七二会(なにあい)で15年前に休校した分校が、新たな施設に生まれ変わりました。
迎え入れるのは、学校に行かない・行けない不登校のこどもたちです。
荻原長野市長:
「きょういく、きょう行きたい、ササランドいきたい!子どもたちが素直にそう思ってほしいなと思います」
長野市七二会に6日にオープンした教育支援センター「ササランド」。
学校とは違う形の学びの場として、不登校の小中学生をサポートする市の施設で、市内に8か所目の開設です。
ササランドの「ササ」は、ここが15年前に休校した七二会小学校笹平分校だったことに由来します。
1874年、明治7年に前身の学校が開校。
2009年まで135年の長きにわたって、この地で子どもたちの学びの場となっていました。
「こちらへどうぞ」
休校後、校舎は倉庫となっていましたが、およそ1年をかけ、子どもたちが親しみやすい空間に改修しました。

長野市教育委員会 学校教育課 佐久間清也課長:
「秘密基地というか半地下というか特徴的な空間になっていまして」
「靴を脱いでこんな感じでゴローンとしていただければ」
階段下に設けられていたのは、秘密基地!。
ソファでくつろいだり、テントで1人になることもできます。
ササランドのコンセプトは、「安心できる居場所」。
2階に上がると…。
「すごい、これ、笑っちゃいますね」
立ち上げから、運営に携わる教育委員会の佐久間さんも仕事に煮詰まった時は、ジャンプ!

童心に帰ることができるプレイルームです。
佐久間さん:
「育ちざかりの子どもたちが飛んだり跳ねたり体を使って遊べるような場所」
ゴロゴロライブラリーと書かれた部屋には、様々なジャンルの漫画や図鑑・本がそろっています。
佐久間さん:
「子どもたちが実際にどんな本を読みたいか。それに基づいて購入しております」