盛岡市下厨川にある農研機構東北農業研究センターは、例年ゴールデンウイークの時期に行っている菜の花の公開について、今年は中止すると発表しました。
東北農業研究センターは理由について、去年9月初旬にまいた種の新芽が10月にかけての高温続きで害虫の食害を受けたことに加え、今冬は雪が少なく冷たい空気にさらされた影響で根が凍り、生育ができなかったり生育に大幅な遅れが生じたためだと説明しています。例年だと約400アールの敷地に約1000万本の菜の花が咲きますが、今年はそのうちの85%、340アールで生育不良が認められたということです。
菜の花の一般公開はムギの連作障害を防ぐ目的で行われているナタネの栽培を契機として、1997年に始まりました。例年ゴールデンウィークの時期に開催され、岩手県民を中心に多くの花見客が訪れるイベントとなっています。近年では新型コロナ言う留守の感染拡大を受けて2020年と2021年に公開が中止されました。
東北農業研究センターの担当者は「今年まく種が例年通り生育すれば、来年には見ることができると思う。現在公開に代わるイベントを企画しているので楽しみにお待ちいただければ」と話しています。
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