なぜ今、昆虫食が注目されているのか?
この自販機を設置したのは、十和田市の販売卸売業の会社「FesGrant(フェスグラント)」です。いま全国で昆虫の自販機が増えていることを知り参入。海外から輸入した昆虫を販売していて、自販機の設置から2か月で20万円以上を売り上げ、大きな手応えを感じています。
※合同会社FesGrant(フェスグラント)金見学 代表社員
「三沢のスカイプラザを皮切りに、八戸市、青森市、弘前市とどんどん広まっていければいいかなと思っています。目標は(県内に)10台くらい設置できたら面白いと思っています」

なぜ、いま昆虫食がひそかなブームになっているのか。もともと、日本には昆虫食の文化が根付いていて、イナゴの佃煮や蜂の子は魚がとれない内陸部では貴重なタンパク源として食卓に並んできました。その需要は時代が進むにつれて低くなってきましたが、近年は、ある新たな問題から商品化に乗り出す会社が相次いでいます。
※高山基彦アナウンサー
「世界30か国以上に展開する無印良品では国内の一部店舗で昆虫食の商品が販売されています。『コオロギが世界を救う?』をキャッチフレーズに売り場が設けられています」

無印良品を展開する良品計画が商品化したきっかけ。それは、世界で深刻化する食糧危機の解決策の一つとして、昆虫食が脚光を浴びたことでした。